2005年 03月 23日
地震ニモ負ケズ |
2005年3月20日10時53分 福岡県西方沖地震 マグニチュード7・0
自然災害。避けることができない圧倒的な力の前で我々は完全なる無力。
如何にして我々は自然と共存していくのか?
自然災害とバックミンスター・フラーとスタードーム
地球上で最も強いといわれる建築物は例えばピラミッドを含めすべて三角形で作られています。それは、このカタチが最も無駄がなくおどろくほどの強さを持っているからです。
フラー博士は原子構造から宇宙構造までを、理論的に解析し三角形と球形の驚異的な強さを発見しました。
普通の建築物は、垂直材と水平材によって成立しています。つまり、四角形が造形の基本になっているのですが、四角形というのは、本当は不安定な構造物でもあるわけです。このため、日本の木造建築物では「筋かい」と呼ばれる斜めの木材を加えることで強さを補強しています。四角形に対角線を加えると、2つの三角形に分けることができます。面を作る最小の構造体三角形は圧力に対して非常に強固な構造をしています。つまり、三角形はもっとも安定した形、最小単位で最強の形なのです。
三角形は圧力に対して非常に強い構造体です。その三角形を4つ組み合わせると最小にして最強の構造体「正四面体」になります。この正四面体を元に三角形の数を増やしたフラードームは、外部から加えられる力を無理なく分散させてダメージを最小限に押さえ、強風や豪雪など厳しい自然環境や地震などにもその抜群の強さをいかんなく発揮します。またフラードームは、建物の重心位置が低く建材が軽量であるため、従来の建築物に比べると驚異的に強い耐震構造になっています。(参考:エレクター・ドームハウス公式サイト)
そして、このフラードームを原型に設計されたスタードーム。
フラードームほど綿密な構造ではないけど、結構な強度を持っています。
それに加え、最小限の自然素材の青竹で最大の空間を作ると同時に、軽量で持ち運びもでき、だれでも簡単に組み立てられることができるという利点。
スタードーム一式を各地域や学校などに常備しておけば簡易テントとして役立つかもしれない。別に用意していなくても、燃えてなくなったとしても、作り方さえ知っていればその辺の竹林からとってきてサバイバルができるかもしれない。
スタードームの新たな可能性が見えてきた気がします。
同じアサヒ・アート・フェスティバルに参加し、これまた藤浩志さんが関わっている「神戸カエルキャラバン2005」。ここにもまた新たな可能性が存在する。まだ我々は生きる術を考え、手に入れることができるのだ。
まだ福岡では余震が続いています。
それでもボクらは必死に布を縫い続ける。
そう、ただひたすら。
自然災害。避けることができない圧倒的な力の前で我々は完全なる無力。
如何にして我々は自然と共存していくのか?
自然災害とバックミンスター・フラーとスタードーム
地球上で最も強いといわれる建築物は例えばピラミッドを含めすべて三角形で作られています。それは、このカタチが最も無駄がなくおどろくほどの強さを持っているからです。
フラー博士は原子構造から宇宙構造までを、理論的に解析し三角形と球形の驚異的な強さを発見しました。
普通の建築物は、垂直材と水平材によって成立しています。つまり、四角形が造形の基本になっているのですが、四角形というのは、本当は不安定な構造物でもあるわけです。このため、日本の木造建築物では「筋かい」と呼ばれる斜めの木材を加えることで強さを補強しています。四角形に対角線を加えると、2つの三角形に分けることができます。面を作る最小の構造体三角形は圧力に対して非常に強固な構造をしています。つまり、三角形はもっとも安定した形、最小単位で最強の形なのです。
三角形は圧力に対して非常に強い構造体です。その三角形を4つ組み合わせると最小にして最強の構造体「正四面体」になります。この正四面体を元に三角形の数を増やしたフラードームは、外部から加えられる力を無理なく分散させてダメージを最小限に押さえ、強風や豪雪など厳しい自然環境や地震などにもその抜群の強さをいかんなく発揮します。またフラードームは、建物の重心位置が低く建材が軽量であるため、従来の建築物に比べると驚異的に強い耐震構造になっています。(参考:エレクター・ドームハウス公式サイト)
そして、このフラードームを原型に設計されたスタードーム。
フラードームほど綿密な構造ではないけど、結構な強度を持っています。
それに加え、最小限の自然素材の青竹で最大の空間を作ると同時に、軽量で持ち運びもでき、だれでも簡単に組み立てられることができるという利点。
スタードーム一式を各地域や学校などに常備しておけば簡易テントとして役立つかもしれない。別に用意していなくても、燃えてなくなったとしても、作り方さえ知っていればその辺の竹林からとってきてサバイバルができるかもしれない。
スタードームの新たな可能性が見えてきた気がします。
同じアサヒ・アート・フェスティバルに参加し、これまた藤浩志さんが関わっている「神戸カエルキャラバン2005」。ここにもまた新たな可能性が存在する。まだ我々は生きる術を考え、手に入れることができるのだ。
まだ福岡では余震が続いています。
それでもボクらは必死に布を縫い続ける。
そう、ただひたすら。
by dazaifu-stardome
| 2005-03-23 22:33
| 活動報告/Report